高齢人口増、対応模索 生きがい持てる地域実現へ 【松戸市の課題6.5市長選】

https://www.chibanippo.co.jp/senkyo/2022/c/matsudo/939743
『都心に近いベッドタウンとして高度成長期に住宅地開発が進み、50万人近くの人口がある松戸市。団塊の世代と団塊ジュニア世代が突出する人口構成で、18年後には高齢化率が30%を超え、65歳以上が40~64歳を上回る逆転現象が起こると見込まれている。健康で生きがいを持てる地域の実現に向け、市は対応を模索する5月29日告示、6月5日投開票の市長選を前に市の課題を探った。』を読んで。
おはようございます。
日本は長らく世界で一番の長寿国です。 平均寿命は84.2歳。
そのためか、2020年日本は高齢者人口比率も世界一となりました。総人口に対する65歳以上人口の比率は28.4%です。
このように日本は世界的にも高齢の方の割合が多い国になる訳ですが、その高齢者の総人口に占める割合に区分があるようです。
高齢者人口比率が
・7~14%を高齢化社会
・14~21%を高齢社会
・21%~を超高齢社会
日本は28.4%なので超高齢社会に分類されることになります。
2020年、千葉県の市町村別(54市町村)の高齢者人口比率が発表されています。
1位は御宿町50.7%、2位は47.5%鋸南町、3位は南房総市45.7%。
ちなみに記事にある松戸市は25.6%で46位でした。
数字だけみると上位自治体の超高齢社会はずば抜けています。
ここで問題になるのが、社会保障の体制と財源です。
このあたりは政治や自治体が主軸になって解決していくわけですが、よく問題視される高齢者の「生きがい」や「生活の質」までも自治体任せにして、問題の解決にまで至るのかなとちょっと心配になりました。
最近よく耳にするSDGs。
聞いたことのあるワードだと思います。
2015年に国連総会で採択された現世代が次の世代につないでいくための17の目標なんですが、そのひとつに「すべての人に健康と福祉を」があります。
「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」ということなんですが、これ自治体だけで取り組む目標ではありません。
個人、企業、団体もちろん自治体も含め、目標を達成させていく課題として、考え、取り組むべきと示しています。
自治体と高齢者側だけでは解決しにくい問題を、私たち高齢者「前」世代が垣根なくサポートしやすい座組を考えていくタイミングなのかもしれませんね。
制度設計、補助金、取り組みに対する広報支援などなど。
いずれ高齢者になる私たち。高齢者「前」世代のうちに考えていかないと、ですね。
さて、今日もがんばろ!