宇宙や都市開発、地域にも トロンOS、広がる役割

(オンライン非掲載)
『装置を正確に動かす機能に優れ、プログラムも完全公開で使える日本発の優れた基本ソフト(OS)トロン。「世界の工場」と名をはせた日本の製造業と高度成長を支えた技術だ。今、トロンは機械制御にとどまらず、都市や地方のデジタル化の頭脳として新たな役割と期待を担う。』を読んで。
おはようございます。
組み込みシステムとは、特定の機能を動かすために機械や装置に組み込まれるコンピュータシステムのこと。産業用機器、医療用機器、自動車、家電ほかさまざまな機械制御に使われています。
例えば身近なところでは炊飯器にも使われています。炊き方、炊けたことを音で教える、最近ではスマホとの連携などの機能を制御するために組み込まれています。
記事には『交通、衛生、安全など街区の諸情報を一括管理する』とあります。室内だけでなく市中でも活用されているようです。
さらに『地球から3億キロ離れた宇宙の画像が乱れず送られてくるのはトロンの力』『衛星は秒速数キロで動く。制御できないと撮影目標点が一瞬で過ぎてしまう』と。
宇宙にまで、すごい。
このトロンOSは日本製。
1984年に発表されたもの。なんと38年前。しかも、仕様を無償で公開しています。
今では『産業機械制御で世界最大のシェア6割』と。知る人ぞ知るというもの、縁の下の力持ちですね。
縁の下の力持ちといえば中小企業。
それぞれのノウハウや技術を持ってがんばっていますが、そのノウハウや技術に関して半数は上手に情報公開されていない印象があります。
そういった企業に直接お話を伺うと「もったいないな」と感じる会社は少なくありません。
どうすればいいのかわからない企業、それ自体気が付いていない企業もあります。
ノウハウや技術は商売道具みたいなものなのでトロンOSのような仕様公開まではできないにせよ、ホームページなどで上手に情報を出していけばいいのにと。
情報の出し方はさまざまですが、相手に伝わらないことにはいろいろと前にも進まず・・。
考えていきましょ。
さて、今日もがんばろ!