「オワハラ」深刻

(オンライン非掲載)
『来春卒業予定の大学生らを対象にした採用活動が1日から本格化した。新型コロナウイルス禍でいったん下火になっていた企業の採用意欲が、需要の回復や人材不足を背景に再び活発化。早期選考の傾向も一段と強まり、内定を出した学生が他社に流れないように囲い込み、就職活動を終わらせようと強要する「オワハラ」も深刻化している。』を読んで。
おはようございます。
「オワハラ」ですか・・。
立場上の優位関係を背景にしたハラスメント。ここでは「入社したい人」と「選考判断ができる側」という構図。
記事によると内定辞退を伝えた女子大生に『今まで(入社すると)うそをついていたんですか』と詰め寄った、内定時に提出させた「入社誓約書」を持ち出し『誓約書の意味、分かってるんですか』と数十分間説得されたとのこと。もうパワハラですね。地獄の時間だったんでしょう。心の傷が後を引かなければ、と願うばかりです。
まだ社会に出ていない学生に、大人が・・。人ひとりの人生や夢をくじくことにもなりかねない行為。悲しいことです。
こういうのは無くなって欲しいものですが企業も必死。
人材不足の中、人材の確保のための圧力なんでしょうが、ここは企業に理性が求められるところ。ただ、競争社会なんできれい事では片付けられないところが難しい・・。
ハラスメント規制法が今月から中小企業にも適用されました。
この法律、雇用管理上に限定、今のところ努力義務にとどまっていますが、とうぜん職務上意識せざるを得ないわけで、これで救われる人がいるかと思うとよかったなと。
ただ、ハラスメントは雇用関係上に限らず、日常的におきています。
とくに取引関係はその立場の優位性が明確なのでハラスメントが起こりやすい。パワハラやセクハラを受けることもあるかもしれません。
営業担当は誰でも一度は経験していると思いますが、悔しいですよね。
昭和の頃は「それが営業」と我慢しなくてはいけなかったのかもしれませんが、今は令和。
もうそろそろね、って思う今日この頃です。
ハラスメントを受ける側が守られる時代です。
ハラスメントを受けている皆さん、毅然といきましょう!
さて、今日もがんばろ!