チバデジコラム

女性目線で活性化体現 「大多喜マチルシェ」主催 吉野絢香さん

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/943038

『大多喜町で女性をターゲットにした地域活性化イベント「大多喜マチルシェ」を主催する。女性が好む飲食やワークショップブースだけを集め、狙い通りに子育て世代などの女性たちが多く来場。「こんなことは初めてだ」「元気や頑張る力をもらった」。地元の高齢者が驚き、喜ぶ姿がうれしかった。
上京して寂しさを感じた19歳の時、譲り受けた祖母の婚約指輪に励まされた。「ひとりじゃない」。小さなきっかけで前向きになれると実感。たくさんのきっかけを与えられる人になりたい。会社をつくれば、それを仕事にできる。「社長になる」と心に決めた。』
を読んで。

おはようございます。

『(起業するのが)怖いと言ってたら、この先もっと怖くなる。』とお母様からの言葉をきっかけに腹をくくったという吉野さん。
いろいろと考えた末での起業だったと思います。

15年以上前の2006年、新会社法の施行で最低資本金制度がなくなりました。資本金が1円でも会社を設立することができるようになり、起業しやすくなりました。
とはいえ、資金的なハードルが下がり起業しやすくなっただけで、実際に起業するのはメンタル的な要素も大きくなかなか難しい決断が必要です。

ある経済団体のホームページに「創業・起業には、業種・業態選びからビジネスプラン・事業計画書の作成、資金調達、会社設立のための手続きなど、さまざまな準備が必要です。」と書かれています。
ここでは起業の手順が示され、こうするものだと断言してますが、安心してください、この手順や内容を踏まえずとも起業することはできます。
起業の入口はさまざまで正解もありません。自分にあった入口から起業されるのが一番。起業家として最初の経営判断なのかもしれませんね。

弊社は今年度、市原商工会議所が行う創業者支援のお手伝いをさせていただいています。
実務に直接役立つ情報の発信方法や相手に情報を伝える手法を伴走型で指導というか、一緒になってあれこれ進めていこうと考えています。

起業はいろいろとたいへんですが、本質的には起業後の事業を継続させていくことの方がたいへんです。
これまでに経験したことのないことがあれこれと降りかかってきます。胆力が必要になり、よく言われる「孤独」とも戦わないといけなくなる時も。
経営者はたいへんです。

経営者には、それ以上に自分が目指すものを突き詰められる「魅力」というか「チャンス」があるのも事実。
どんどん新しい起業家が出てくることを願っています。

吉野さんもがんばってくださいね。

さて、今日もがんばろ!