深海1000メートルにプラごみ 相模湾 分解せず堆積、海底汚染 海洋機構が潜水調査

(オンライン非掲載)
『海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」は5日、相模湾の水深約750メートルの海底にインスタントラーメンの袋やバケツなど多数のプラスチックごみが堆積しているのを確認した。深海に沈んだプラごみは分解されずに長期間にわたって残るとみられるが、実態はほとんど分かっていない。海洋機構はごみの種類や分布などを詳しく調べ、生態系への影響や海底の汚染状況の解明を目指す。』を読んで。
おはようございます。
『ピンクのバケツは半分近くが泥の中に埋まっていたが、元の形を完全に保っていた。』『岩場では複数のプラごみが引っかかっているのが見えた。』と。
今、世界中の海の底は相模湾のようになっているのでしょうか・・。
この調査は5月22日から6月10日まで行われます。
調査の結果、「海底にプラごみはそう多くなかった。」という結果を期待したいところですが、どうでしょう。
プラスチックは人工的な化合物、分解できる微生物は自然環境中に存在しません。
水や紫外線により細かく「粉砕」されるらしいのですが、自然環境では「分解」されません。そのため微細化だけが進行、マイクロプラスチックと呼ばれ環境問題になっています。
紫外線がほとんど届かない深海では細分化もされず原型のまま沈んでいるようです。
この調査では同時に『これまでの生分解性プラスチックは土壌中で自然に分解されるが、海水中でも分解される新素材の開発を目指す。』と。
なにかヒントが見つかればと期待したいところです。
今、私たちができることは、プラごみはきちんと捨て焼却処分をする、プラスチックの代替品を見つけて使うこと、になるでしょうか。
SDGsのひとつに「つくる責任、つかう責任」があります。意識していきたいですね。
さて、今日もがんばろ!