チバデジコラム

バイオ燃料で貨物けん引 CO2削減へ実証実験 成田空港

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/944267

『航空業界が環境負荷の軽減を掲げる中、日本航空(JAL)と豊田通商など3社は、成田空港で航空貨物を載せるコンテナのけん引車両「トーイングトラクター」の燃料を従来の軽油から濃度100%バイオディーゼル燃料(B100燃料)に替える実証実験を始めた。1年間に1台で約6トンの二酸化炭素(CO2)を削減できる効果が見込まれる。実験は来年3月末まで続け、燃料を変更したことによる車両への影響や調達コストを確認する。』を読んで。

おはようございます。

空港で働きまくっている牽引車は電気自動車かと思ってました。軽油で動いてるんですね。

軽油自動車はバイオ燃料で走ります。
一般的にはコストやメンテナンス上の事情で軽油と混ぜて使ったりしますが、成田空港ではバイオ燃料100%で動かしているようです。
ただ燃料は軽油の約2倍とものすごい負担増。とりあえず牽引車を買い替えるよりはコスト安だからしばらくは検証してみよう、ということなのかもしれません。

そもそも経費が2倍もかかるバイオ燃料、切り替えるほどのメリットがあるのか。

実はバイオ燃料は軽油と同じく燃焼時に二酸化炭素を排出します。
稼働率が上がれば比例して二酸化炭素を多く排出されます。
ではなぜ・・。
バイオ燃料の原料となる植物は成長過程において光合成を行います。光合成は二酸化炭素を吸収します。そのためバイオ燃料の燃焼時の二酸化炭素の排出量はプラスマイナスゼロになるという考えになっています。
なので、バイオ燃料を使うということは二酸化炭素を排出していてもノーカウント、二酸化炭素を削減したということになります。

では、内燃機関を持たない電気自動車はどうなのかというと、車を走らせてもとうぜん二酸化炭素を排出しません。
が、その動力となる電気は発電所でつくられています。
日本の発電所の8割は火力発電。その火力は二酸化炭素を排出する化石燃料である「天然ガス」「石炭」「石油」です。

今、自動車業界は電気で動く自動車に向かっていますが、少しだけ深堀りするとそう単純でもない状況が見えてきます。
とはいえ、今は手探り状態。

航空業界は2030年までに2013年度比で46%の二酸化炭素排出削減目標達成を掲ていて目標達成までの期限は日々迫っています。
焦りは禁物、目標達成に向けてがんばってください。

さて、今日もがんばろ!