五輪遺産、道の駅で継承 みのりの郷東金 駐車場フェンスに再利用

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/948807
『東京五輪サーフィン会場となった一宮町の釣ケ崎海岸で使われた木材が、東金市の道の駅「みのりの郷東金」駐車場でフェンスとして再利用されている。この木材は県が提供した。東京五輪で使われたことを示すプレートが付けられ、同大会の「レガシー(遺産)」として来場客に周知している。
昨夏に開催された東京五輪・パラリンピックでは全国各地から集められた木材が競技会場や選手村の交流施設「ビレッジプラザ」の建材に利用された。県森林課によると、鴨川市産スギ材約13.3立方メートルを五輪サーフィン会場に無償で提供し、ウッドデッキとして使われた。「ビレッジプラザ」にも同市産スギ材約15立方メートルを無償提供した。』を読んで。
おはようございます。
レガシー、ですか。
東京オリンピックの誘致合戦をしている頃から本来の意味から離れて独り歩きした感があるキーワードです。
ご存知の通りレガシーという言葉は英語です。
本来は「亡くなった人がのこした財産」を意味するようです。「次世代へ受け継ぐものごと」という意味でもあるようです。
今の日本では後者の解釈が一般的、「オリンピックのレガシー」は、主に役割りが終わってしまった施設のことを指すことが多いようです。
で、きちんと次世代に受け継がれているのか。
オリンピックで使われていた施設は、そのまま使い続ける、あるいは施設解体後、部材を再利用する、もしくは撤収されてしまいます。
今どのくらいの施設が残されているかはわかりませんが、レガシーとなった施設は、維持管理・修繕費で年24億円かかるらしいです。
4年で約100億。
その費用は税金で賄われることになります。
ほぼ、無観客で行われた東京オリンピック。
施設に入れたのは選手や関係者のみ。
我々観客側は、施設への思い入れはほとんどないのではないかと。
このような施設をレガシーと見るにはいささか無理がある気もしなくはないですが・・。
今、サーフィン会場となった一宮に行くと街並みが千葉とは思えない雰囲気になっています。
サーフィン関連の店や事業者が増え、移住者が個性溢れる家を建てています。
週末は各地からサーファーが集まりにぎわっているようです。
オリンピックが地域活性化につながった好例かも。これからもレガシー施設とともにサーフィンの聖地になってほしいですね。
さて、今日もがんばろ!