チバデジコラム

生乳値上げ交渉相次ぐ 餌高騰で酪農経営圧迫 市原でも「経営立ちゆかない」

今日のシンブン
https://www.chibanippo.co.jp/news/economics/957999

『酪農家から生乳の販売を委託されている全国10の指定団体のうち、9団体が販売価格の引き上げを求め、乳業メーカーと相次いで交渉に入ったことが19日、各団体への取材で分かった。残る北陸の団体も交渉に向け、準備を進めている。ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安で乳牛の餌となる配合飼料が高騰し、酪農経営が圧迫されたためだ。年度途中で値上げ交渉が全国に広がるのは異例。市原市の酪農家も「このままだと経営が立ちゆかない」と窮状を訴えた。』を読んで。

おはようございます。

配合飼料の高騰で『6月は生乳の販売額に対し飼料費が7割以上を占め、約5割だった19年から負担は増大した。』『このままだと経営が立ちゆかない』と市原市の酪農家。

一方、消費者動向と直結する大手乳業メーカーは『牛乳の需要は新型コロナウイルス禍で外食など業務用が落ち込んだ後、回復が遅い。』『季節的に牛乳の消費が落ち込む年末年始は生乳が供給過剰になり廃棄される懸念がある。』『バターや脱脂粉乳の在庫も積み上がっているのが実情だ。』と、値上げを受け入れにくい状況。

大手乳業メーカーが値上げを受け入れると

牛乳の値段が上がる

さらに牛乳が売れなくなる

牛乳が売れ残り、廃棄

メーカーは生乳の仕入れを減らす

酪農家の売上が減る

生乳の生産調整は難しいので酪農家は生乳を廃棄するしかない

酪農を続けられない


の悪い循環にもなりかねない。

一般的に牛乳と呼ばれているものは、未殺菌の牛乳を「生乳」、牛乳を加熱殺菌、水や添加物を一切混ぜてないものを「牛乳」、バターや脱脂粉乳などを加えた牛乳は「加工乳」に区分されています。
スーパーの「牛乳」売り場に置いてあるのはすべて「牛乳」ではなく、さまざま種類が置いてあります。
「加工乳」であったり「乳製品」だったり。その区別は一見してわかりません。

ちなみに「生乳」から「牛乳」がつくられるわけですが、加工品としてできあがったバターと脱脂粉乳から「加工乳」を再現することができます。
メーカーが『バターや脱脂粉乳の在庫も積み上がっている』ということはいつでも「加工乳」をつくることができる、ということになるわけです。

実は乳製品の輸出は年々増加しています。
とくにアジア方面の展望は明るいようです。

品質管理が重要になる乳製品ですが、目を海外に向ければ明るい兆しもあります。
酪農家が海外ユーザーに日本のおいしい乳製品を直接届ける、なんてことも。

もう始めてる人はいると思います。
嘆く前にできることはやってみてもいいかもしれません。

さて、今日もがんばろ!