コロナ対策抜本見直し 政府検討開始「第7波」後に議論 全数把握停止、一般診療も
今日のシンブンから

『感染が広がりやすいオミクロン株に対応するため、政府は新型コロナウイルス感染症対策を見直す検討に入った。感染者を全数把握する仕組みの変更や、一般の医療機関で広く感染者を診療する体制の構築が中心となる。政府関係者が30日、明らかにした。医療機関や保健所の業務逼迫回避が狙い。政府はオミクロン株は重症化リスクが低く、見直しが可能とみており、専門家の提言を踏まえ流行「第7波」が落ち着いた段階で本格的に議論を始める。
新型コロナは、無症状者への対策など感染症法で最も幅広く厳しい措置が取れる「新型インフルエンザ等感染症」に分類されている。』を読んで。
おはようございます。
昨日の国内の感染者数は22万2307人、4日連続20万人を超えました。死者は101人、5日連続で100人以上の方が亡くなっています。
別記事に『土曜 診療所に患者続々』と。
感染者数が爆発的に増えているため、医療の現場がパンク状態になっていると。そりゃそうでしょうね。とくに週末の土曜は休診診療所は多いですし。
症状があっても受診できなかった人が大勢いたのでは・・。
そんな中、コロナウイルスの感染症分類の見直しが始まろうとしています。
感染症は、その危険度に応じて5分類されています。
現時点でコロナウイルスは、危険度が上から2番目に高い2類感染症に分類されています。
ただ、コロナ禍が2年を経過、だんだんその性質がわかってきました。
今、流行しているコロナウイルスのオミクロン株は、重症化リスクが少ないぞ、ワクチンを打てばそれほど危険でもないな、と。
そのため、危険度が1番低い5類に分類しようという動きになっています。
ちなみに季節性インフルエンザが、5類に分類されています。
分類が変わるととどうなるか。
5類感染症に移行された場合、検査費用(PCR検査や血液検査など)、治療、酸素投与、人工呼吸管理など、70歳未満の人は3割負担の支払いが必要となります。
ちなみにコロナ治療薬として使われているレムデシビルは5日治療で約38万円の薬価。なので、薬代だけで10万円以上負担することになります。
そうなると普通に考えて検査する人は激減、受診控えが起きるわけで、症状のあるなしに関わらず、とりあえず医療機関へは行かず、そのまま普段の生活を続ける人が増えるんだろうなと思われます。
隠れコロナ・・。
嫌なキーワードです。
商談相手がコロナ感染者かもしれないという場面に出くわすのは避けたいものです。
とはいえ当面は第7波を切り抜けないと!
マスク、ワクチン、消毒、ですね。
さて、今日もがんばろ!