チバデジコラム

名前消された漁民を守る 現代の奴隷労働を告発 シーフード産業の闇に挑む タイ、インドネシア 

今日のシンブン

(オンライン非掲載)

『強い日差しを受けて輝く海に、色とりどりの装飾を施した漁船がびっしりと並ぶ。船上には、立って漁網の手入れをする漁民の姿が見えた。
「漁船の労働は厳しく、時には2年も3年も船上で過ごす漁師もいる」。タイ南部、シーフードの町として知られるマハチャイの海に浮かぶ小舟の上で、パティマ・タンプチャヤクル(46)はつぶやいた。「彼らが取った魚は海の上で大きな輸送船に積み替える。魚と一緒に船を乗り換えさせられることがあり、誰がどの船に乗っているか分からなくなる」
奴隷労働や人権侵害、密漁が横行するシーフード産業の闇を知り尽くす。この町に本拠を置く市民団体、労働権利推進ネットワーク(LPN)の創立者で、人間としての権利を奪われた漁民の救済に心血を注いできた。』
を読んで。

おはようございます。
少々衝撃的な記事でした。

強い日差しの中で1日20時間の重労働、腐りかけた食べ物しか与えられず、飲み水もない。
暴言、暴力、賃金不払い、逃げ場のない海上、それでも逃げようとすると銃で撃たれ殺される。

そこで獲れたシーフードは日本市場で安価で出回り、私たちの食卓を彩っている、と。
スーパーで特売されている魚介、冷凍食品、外食、ペットフード・・など、形を変えて市場に出ているんでしょう。

ただ、安価な食材があるから生活をしていける人もいるわけで、なんともやるせない。

消費市場がある限りこの奴隷労働を起点とする闇のシーフード産業はこれからも無くなりません。
また、シーフードが家庭に届くまでのサプライチェーンはとても複雑化しているので、シーフードのトレーサビリティの可視化は現実的ではありません。

コーヒーをはじめ、カカオ、コットン製品、バナナ、スパイス、砂糖、ジャム、はちみつ、ごま、ワイン、豆類、切り花などの農産物のごく一部は、フェアトレードという貿易の中で、立場の弱い開発途上国の労働者の生活改善と自立できるよう守られています。

こういった仕組みがシーフード産業にもはめ込めたらいいのですが、記事を読む限り当面は難しいようです。

SDGsの目標に「貧困をなくそう」「人の不平等をなくそう」 「すべての人に健康」が掲げられています。一見、平均的な日本人には直接関係が無い感覚があるかもしれません。
が、実は生活に密接しているんだと気づかせてくれる記事でした。

歯がゆいんですが、個人的には解決するすべはありません。
ただ、こういうことを知ったということは、これから少しだけ意識が変わるのかもという気もしています。

SDGsの取り組みの発信を手伝うというに仕事に携わっている身として少し意識が変わった内容でした。
ちょっぴりもやもや・・。

さて、今日もがんばろ!