チバデジコラム

暗号資産の金運 スマホで祈願 千葉市・検見川神社 デジタルお守り開発 投資家に需要、「おたき上げ」機能も

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/979909

『1200年の歴史がある千葉市花見川区の検見川神社が、デジタルデータの複製や改ざんを防ぐ「非代替性トークン(NFT)」の技術を活用したお守りを開発した。お守り画像をNFT化してインターネット経由で授与、スマートフォンなどに保存できる。暗号資産(仮想通貨)を持つ投資家が、金運アップを願って入手するケースも多いという。
ベンチャー企業「古事記project」と共同開発。合格祈願や恋愛成就、仮想通貨の金運を願う「ウォレット安全」など10種類ある。決済は仮想通貨で1体0.005イーサリアム(9月20日時点で約千円相当)。
授与前には、神職がタブレット端末に表示したお守り画像に祈る。1年後に自動的に消える「おたき上げ」の機能も付く。7月末の受け付け開始から1カ月間で千体を授与した。』
を読んで。

おはようございます。

今日は世界から多くの来賓が来る大きな行事が東京で行われます。移動、配送を伴うお仕事をされている方はちょっと支障があるかもしれませんね。

さて、お守りのNFT化ですか、してやられました。なるほどその手があったか、と。
スマホが唯一自分だけのお守りになるわけです。しかも1,000円で。
もしかしたらひとつの流れになる可能性も感じられます。
それも千葉から、あっぱれです!

で、NFT?
できるだけ簡単に説明します。

パソコンやスマホなどで扱うデジタルデータ、例えば「写真」は簡単にコピーができます。
デジタル化された写真は簡単かつ大量に複製できるのでその価値は権利で縛るほかありません。約束事だけで価値が生まれていたわけです。

NFTの登場で、写真に唯一という「証明」ができるようになり、デジタル化された同じ写真であっても「原本」と「複製」では価値の差を付けられるようになりました。

NFTとは、Non-Fungible Token(ノンファンジブル・トークン)の略で、Non-Fungibleは代替ができないという意味、Tokenは暗号資産とか仮想通貨と同じ意味になります。
日本語ではよく「代替不可能なトークン」という言われ方をしています。

Tokenは、ブロックチェーンといわれる取引の履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげて正確な取引履歴を維持しようとする技術の中で記録・管理されています。
このブロックチェーンは、データの破壊や改ざんが極めて困難な技術で、暗号資産以外にも認証の仕組みなどにも応用されています。

このNFTは、ブロックチェーン上で動作する特定の暗号資産ということになり、唯一無二であることが証明されているデータということになります。
デジタルデータでも「本物」と証明されるので価値が生まれるわけです。

簡単に、と言いましたが用語説明が多くなってしまうのでこのへんで。詳しくは検索してください。

今ほとんどの人が持っているスマホ。
電話機というよりデータ通信機器に近いのかも。今はモノを買ったり、ゲームをしたり、税金も払えるし、ワクチン接種の証明もできる。

これからはスマホがお守りになるわけですね。
検見川神社の先見性ですね。
古式だけにこだわらず時代に合わせていく。
リスクを恐れて前例ばかりに執着している人に聞かせて・・ま、やめときましょう。

NFTお守りのように、新しい技術のちょっとした応用や取り込みからこれまでにない商材やサービスが生まれています。

そういったこと私たちメディアグループと一緒に考えてみませんか?
大歓迎です!

さて、今日もがんばろ!