チバデジコラム

九十九里沖「有望な区域」 洋上風力発電、国が選定

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/economics/981419

『県は30日、九十九里沖の海域が再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電の整備を進める「有望な区域」として国に選定されたと発表した。場所は九十九里、山武、横芝光の3市町沿岸の沖合約10キロ辺りの区域で、選定は銚子沖、いすみ沖に続き県内3カ所目。今後は「促進区域」の指定を目指し、国、県、市町村、漁業関係者等で構成する協議会を設置する。』

おはようございます。
10月からは記事中の読み過ごしてしまいがちなキーワードをあれこれ掘り下げていきます。

さて、今日のキーワードは『再エネ海域利用法』

再エネ海域利用法は、洋上風力発電が①海域の占用に関する統一的なルールがない、②先行利用者との調整の枠組みが存在しない、ということを受け成立した法律です。

で、地元九十九里沖が洋上風力発電の「有望な区域」に新たに加わったとのこと。
これまで全国の4エリアが選定されていて、その中には「いすみ市沖」も入っていたので、これで全国5エリアの中に県内2か所が有望な区域となりました。

その1段上に「一定の準備段階に進んでいる区域」があります。
有望な区域に都道府県が協議会を設置、漁業者などの利害関係者との調整に着手している区域のことで全国に11か所あります。
ちなみに千葉県下はありません。

さらにそこから「系統暫定確保に係る事前調査の対象区域」が選定され、現在は「一定の準備段階に進んでいる区域」から5エリアが選ばれています。
そこで蓋然性、つまり必要とされる出力規模が得られるのかなど、さまざまな調査が行われます。
なかなかの高いハードル。
ただし要件をクリアすればその区域内で最大30年間の占用許可を得られます。
大きなかけ、大企業にしかできない取り組みですね。
九十九里沖は、まずは洋上風力発電エリアの土俵に上がったというところでしょうか。

ここでキーワード『洋上風力発電』

洋上風力発電は、風力を利用して発電するいわゆるクリーンエネルギーと呼ばれる二酸化炭素を排出しないエネルギーに分類されます。
同じクリーンエネルギーの太陽光発電と比べると、昼夜を問わず風が吹けば発電できる利点があります。
リスクとしてはコストがかかるということ、30年の占有により回収するようになるんでしょうね。

クリーンエネルギーで電気自動車を走らせる時代はすぐそこまで来ているかもしれませんね。

現在の風力発電の占める割合はごくわずかですが、海に囲まれた日本にとって洋上風力発電は未来のエネルギーのひとつとして大きな役割を担うかもしれません。

そうなると海を守っていかないと、という気持ちになります。
九十九里浜でみんなで何かSDGs的な活動できないですかね。
大きなうねりみたいなものになるような。

今朝は湿気のないいい天気。気持ちのいい朝です。
今日もいい1日を。