消えゆく街の本屋 背景にネット、娯楽多様化 図書館が文化継承に力

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/982151
『地域の文化発信拠点でもある書店が千葉県内の街から消えている。人口減少による経営難やインターネットの普及、娯楽の多様化などが背景にある。書店の少ない地域では公立図書館が蔵書の充実に力を入れるなど、活字文化の継承へと懸命だ。
「風前のともしびですよ」。県内にある明治時代創業の老舗書店。70代女性店主は、ため息交じりに打ち明ける。
かつては学校帰りの高校生が立ち寄ったが、電子書籍の台頭で若者の足は遠のき、メインの客層は高齢者。その高齢者も新型コロナ禍で外出を控え、来店客はさらに減った。宿泊施設や理容店に雑誌なども配達しているが、コロナ禍による業績悪化で打ち切る施設もあるという。
店を切り盛りしていた夫が亡くなり、主力だった学校図書や教科書の販売はやめた。自身も「体力がなくなり、正直言って頑張る気力が…。生活をまかなえる給料があれば子供に継がせたいけど、そうではないから」とつぶやく。地域に愛されてきた“文化発信の場”は、危機に直面していた。』
おはようございます。
県内の新規コロナウイルス感染者が613人と3か月ぶりに1,000人を切りました。
人が集まる催事も増え、人との接触に抵抗感が薄まってきたような。
安心して生活できるのは幸せなことです。
さて、今日のキーワードは『書店』です。
書店とは、書物を売る店、本屋です。
リアル店では丸善、八重洲ブックセンター、ジュンク堂書店、三省堂書店、紀伊國屋書店などが有名ですね。
一昔前まで「町の本屋」があちこちで見られましたが、今はだいぶ減りました。
1990年代後半に全国で2万3000店ほど存在していた書店は2018年時点で1万2000店ほどに減少、ほぼ半減です。
ふと思い浮かぶのは「アマゾン」を筆頭にしたネット書店です。
アマゾンは書籍を切り分けた売上を公表していないので想像するしかありませんが、町の本屋の減り方からたぶん日本一売れてる書店だと思われます。
この書店という形態、古くは古代ローマの頃、紀元前からあったそうです。
その頃は写本だったようですが、それから約1,500年後に印刷が発明されてからは本が大量生産できるようになり、書店を通じて一般の人にも本が手に入りやすくなったと思われます。
今でいうスマホのような、今までにない娯楽や情報ツールだったのではないかと・・。
それから約700年後の今、本は物理的な制約や足を運ばなければ行けないリアル書店より、何かと便利なネット書店から本を買うようになった、ということなんですね。
しばらくはこの傾向は続くと思われ。
これまでの商売のやり方では淘汰されかねない・・。
と、ふさぎ込んでも始まらない。
明るい未来を見つけていきましょ。
で、ここから妄想。
駅からも幹線道路からも外れた立地の悪いとこにある町の小さな本屋がありました。
ただ単に客待ちをしていれば日に数人が訪れてくれればいいところ、万を超える売上は年に何回か。
という本屋の子(後継者)がいました。
本屋の後を継ぐのかどうしようかと迷っています。
こんな状況では普通なら後を継ぎません。親も将来性はないと廃業するつもりでいます。
でもその子は本屋の子。生家でもある本屋がなくなってしまうのも後味が悪い。と言っても将来性はあるとは思えない。
これまで本というものはあまりに身近すぎてよく考えたことがなかった。
どうやったらうちの本を買ってくれるのか・・、と考えてみるもアマゾンで1クリックで買えてしまう本と同じ本をわざわざ足を運んでまで普通買わないわな。取り扱ってるのかもわからないわけだし、と。
でも、人の読んでる本って気になるかも・・。
例えば、地元で有名な人とか。
地元で有名なあの社長が今読んでる本が気になる人は結構いるはず。
市長とか商工会議所の会頭とかもいけるか・・。
あのおしゃれマスターが読む本も気になる。
これか?
でもその人たちはたいてい忙しいだろうな・・。
ならこっちから出向けばいいか。
で、選んでもらって、ただで差し上げる。
その代わりこの本を読んでることを伝えさせて欲しいとお願いする。
で、SNSで匂わせといて、店頭でポップに「今、あの社長が読んでる本」と書いて平積みしておく。
その手で行くと本屋の規模や立地に関係なく足を運ぶ理由ができる。
それがじわっと広がっていくと考えるとうちの本屋も捨てたもんじゃない。
と。
まぁ努力は必要ですが。
行動力があれば何とかなるかもしれません。
なんて。
今日は真夏日の予想です。
今日もいい1日を。