チバデジコラム

館山市など三者連携 SDGs推進へ

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/982665

『館山市と館山商工会議所(石渡和男会頭)、東京海上日動火災保険の3者は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する包括連携協定を結んだ。SDGsの普及啓発や中小企業支援などで緊密に連携することで地域の活力を高め、持続的な発展を目指す。
市によると、同商議所から協定締結の提案があり、実現。3者は今後、SDGs推進に向けて中小企業向けのセミナー開催や事業継続力強化計画の策定支援、健康経営優良法人の認定取得支援などに取り組んでいく。』


おはようございます。
生暖かい湿気の多い朝です。これから雨が降るようです。と同時に気温がぐっと下がるようで着ていくものにご注意を。

さて、今日のキーワードは『SDGs』
昨今よく耳にするキーワードですね。

SDGsはエス・ディー・ジーズと読みます。
2015年の国連サミットで2030年までによりよい世界を目指す17の目標で構成された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で示されれていて、簡単に言うと世界の富める人も貧しい人も等しく誰一人取り残さない社会を目指していこうというものです。

何やら難しそうで面倒臭そうな臭いがします・・。

まぁ世界的な目線での目標になるのでどうしても恵まれていない人基準だったり地球規模になってしまうのは致し方ないのかなと。
まぁ先進国、日本を含めてですが、率先して取り組むべき目標が示されています。

で、何をすれば?
となります。

大企業は別として、ほとんどの方が「よくわからん」になっている、というのがたぶん実情なのかなと。

そういった人に、国際的組織3団体で「SDGコンパス」という行動指針が作成されていて、どうSDGsに取り組むべきかが示されています。日本語化されてますのでご興味があればご参考ください。

とはいえ、何かやろうとすればコストがかかります。
SDGsをコストとみると今の不安定な社会環境下では少々リスクが高い。
そうなると単純に「やらないほうがいい」「今じゃなくてもいいでしょ」という判断になるのも致し方ない。
もちろん企業としては賢明な判断なんですが、そういった企業の姿勢っていうのは案外透けて見える気がします。
とくに取引先(顧客)や求職者からは・・。

コストを単なるコストとして見ると利益を減らすだけ、となります。
コストを投資として、リターンが期待できるかもしれない具体的な目標を設定すればとても実になる取り組みになるかもしれません。

例えば目標を「優秀な人材」を採用していくための取り組みとします。
なぜか優秀な人材から会社を辞めていきます。そのため優秀な人材の補充は企業の未来を左右する重要な活動となります。

優秀な人材からすると、企業として成熟しているところとそうでない企業とでは、働く環境の差を判断するのにそう難しくありません。
おそらく面接の段階で見抜きます。

だったらSDGs、取り組んだ方がいいじゃん!
となるような組み立てをしていけばコストは投資となり、長い目で見ればリターンも期待できるという建て付けになります。

という感じで少々無理くり感は否めませんが、何もやらないでいるよりはよっぽどいいような気がします。
小さな取り組みで十分。アフリカの飢餓を救え!みたいな大きなことをやる必要もないですし。

SDGsの取り組みは時間がかかるもの。
早めに気づいた企業が利を得るのかもしれませんね。

今日もいい1日をお過ごしください。