チバデジコラム

マイナカード、事実上義務化 24年秋、現行健康保険証廃止

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20221013/985915

『河野太郎デジタル相は13日、現行の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードを代わりに使う「マイナ保険証」に切り替えると発表した。カードと運転免許証の一体化も24年度末としていた実施時期の前倒しを検討する。保険証廃止はカード取得の事実上の義務化と言え、23 年3月末までにほぼ全ての国民に交付するとした政府目標へ向け、普及促進を図る。』

おはようございます。

さて、今日の気になるキーワードは「マイナカード」です。

マイナカードはマイナンバーカードを略した呼称です。
マイナンバーとは、日本に住民票がある人に付番される「個人番号」のことで、個人を識別する番号になり一生不変です。
その個人に紐づく情報、2024年秋から保険証が紐づくことになります。同年末には運転免許証が紐づけられます。

今は預金口座と紐づけるキャンペーンが展開されています。
というかマイナカードを作ってくださいキャンペーンも展開しています。

マイナンバー制度は2016年から始まったものの2022年9月現在のマイナカードの交付率は49%。
お金をあげるなどいろいろと特典付けてキャンペーンしてるんですけどね・・。
マイナンバーは、本人の申請がなければ交付されないものなのでこれは仕方がないのかなと。

6年経ってもこれではいかん!と、河野デジタル相。結局強引に100%に持っていったという訳です。
その気持ち、わかるなぁ・・・。。

で、とても気になったのはスマホにマイナンバーを搭載できるように進めているという・・。
おそらくアプリになると思いますが、Googleのアンドロイドは2023年5月11日に搭載できるようになると。

ということは、国民の個人番号、それに紐づく国民皆保険、運転免許証、預金口座など、それら超重要情報を米国の一企業に委ねてしまうことに。

現時点では選択肢がないのか・・ない・・か・・。
すみません、少しだけ小言を。

安全保障の懸念はどこに頼もうが同じなわけで・・Googleでもどこでも構わないんですが、この判断で日本の企業はマイナンバー制度の中心にはいなくなるという現実が見えてしまいました。ってことは、この辺りの技術は将来にわたりGoogleに追いつくことはないということになってしまうわけで・・。

あぁ悲しい現実・・。

これがとりあえずの処置。だったらいいんですが、おそらく、本腰入れたものなんだと思われ。
この判断はきっと正しいんでしょうけど、これで日本のデジタル分野は国から見放されてしまったのかも・・。

できれば日本の企業連合を軸にして欲しかった。
で、この分野で世界をひっぱる技術を作って欲しかったな、と。

数日前、スイスの国際経営開発研究所が発表した2022年の「世界デジタル競争力ランキング」。アジア勢を見るとシンガポール4位、韓国8位、香港9位、台湾11位、中国17位、ぐっと下がって日本はなんと29位。
これが現実。もう大きく浮上することはないんでしょうね・・。

そういえば・・印西にGoogleの大規模データセンターが作られるのはそういうことなのか・・。こういった規模のものは昨日今日決められるものでもないので、Google推しは既定路線だったのか、と。

とはいえ個人的にもGoogleのサービスから離れられない自分がここにいるわけで・・。
Googleのサーバーにたっぷり個人情報を預けているし・・。
ちょっと支離滅裂。
朝っぱらから大変失礼しました。

日本はデジタル化、というか情報のデジタル連携がどんどん進んでいます。
ま、これがデジタルのいいところなんですけどね。
私たち企業もついていかないと!

さてと、今日もがんばろ!
よい1日をお過ごしください。