チバデジコラム

円下落150円 32年ぶり 年初比35円安、物価高拍車

今日のシンブンから

『20日の東京為替市場で円安が加速し、一時1ドル150円台を付けた。バブル景気終盤の1990年8月依頼32年ぶりで今年初めからの下げ幅は約35円に及んだ。記録的な円安は米国の大幅利上げの継続姿勢に加え、新型コロナウイルス禍からの景気回復が遅れる日本経済の弱さを反映しており、輸入品の価格上昇に伴う物価高に拍車がかかりそうだ。市場関係者は、政府と日銀が再び円買いの為替介入に動くかどうかを注視している。』

おはようございます。
昨日は爽やかなよいお天気、今日も昨日みたいな1日になりそうです。

さて、今日の気になるキーワードは「円下落」です。

連日の円安のニュースが気になる娘から「円安って何なの?」と。
ざっくり説明をすると「ふ~ん」。理解してるのかしてないのか・・。
ま、そんなことは置いといて。

ちょうど1年前の今日、1ドル113円でした。で、今朝は1ドルは150円。1年でドルの価値が37円上がったということになります。円視点で見ると1ドルあたり37円も価値が下がったということになります。

ふ~ん。

少し身近なものに置き換えると感覚的に少し現実を帯びます。
1年前ひとり11.3万円で行けたハワイのツアーパックは15万円に実質値上げ。家族4人で行くとなると45.2万円だったものが60万円になってしまいます。
これは少しばかり大きい。
1人分多く払わないといけない。かつ、現地での支払いもぐっと増えることにもなるわけで、ハワイには行く予定はありませんが、私なら躊躇なく旅行先の選択肢から外します。

旅行の場合、行かなければ直接的に円安の影響はありません。が、輸入ビジネスをしている企業の場合、避けて通れません。

1年前113万円で輸入できていたものが今は150万円で仕入れねばならなくなります。
150万円で仕入れ、113万円の時と同じ売価で売れば差益は減り、諸経費などを引くと手元に残る金額は、下手をすると赤字になります。

こうなると値上げをするしかない状況になるわけで・・。
たまったもんじゃない!っていう心境なんだろうと。

で、少し輸入の仕組みを。

まず、売り手と買い手、日本の会社と海外の会社で、どの通貨で取引するかを双方でとり決めます。自然と信頼性の高い「ドル」での支払いが選ばれることが多く、日本への輸入品は、72%がドルで取引されています。
ということなので72%もの輸入品は、円安の影響を受けていることになります。

取引はドル以外の通貨でも行うことができますが、円安の影響は世界規模、対ドルだけでなくほかの通過でも価値が下がっています。
ちなみに今日現在、1年前を0とすると米ドル/円は31%、ユーロ/円は10%、人民元/円は15%も大幅下落中なのです。

まぁ、なんていうか自国通貨の価値が下がってるっていうのは感情的にもなんだかなぁと、ただこれが現実。

コロナ禍での物流が滞ってからの円安なので輸入事業者にとっては辛い期間が長く続いています。
円安を間接的に受けている事業者も沢山ありますし・・ここは力を合わせて乗り切らないとですね。

余裕のある企業は「インフレ手当」なる一時金を支給してるところもあるようですが、余裕のないところはお金を借りるか知恵を絞るしかないようです。

私たち新聞社グループも皆さんと一緒に知恵を絞っていけたらな、と。

ぜひお声がけください! さてと、今日もがんばろ!
よい1日をお過ごしください。