チバデジコラム

2000歩増でも速歩でも効果 ウオーキング

今日のシンブンから

(オンライン非掲載)

『ウオーキングは1日1万歩とよく言われるが、そこまで頑張らなくても1日2千歩増やすだけで死亡リスクが減り、その際、速歩を心がけると一層効果が高まる―。
そんな研究結果が、デンマーク、オーストラリアなどの研究機関による大規模疫学研究で明らかになった。共同研究者の一人は「慢性疾患の予防のための効果的な公衆衛生プログラムの開発に役立つ可能性がある」とコメントしている。』


おはようございます。

今日の気になるキーワードは「ウオーキング」です。
ウオーキングは健康維持や体力増強を目的にした歩行のこと。犬の散歩ついでに、という方もいらっしゃると思います。

2020年に笹川スポーツ財団がウオーキングに関する調査結果を公表しています。
週1回以上の散歩・ウォーキングの実施率は35.7%、推計人口は3,692万人で、意外と皆さん歩いていますね。
1996年には実施率13.6%、推計人口1,306万人だったようで、健康意識が高くなったということなのでしょうか。

健康のために理想的な身体的運動量(単位:メッツ)といものがあるようです。
無理をしない速度歩くウオーキングが3メッツになります。
18~64歳までの人の身体的運動量は「毎日3メッツ以上の強度の運動×60分」だそうです。
個人差はあると思いますが、だいたい毎日1時間程度は歩いた方がよいようですね。
ちなみに、メッツ × 体重(kg)× 時間(h)× 1.05で、消費カロリーが計算できます。

一方でまったく運動をしない人もいるわけで・・。
某コンサルティング会社によると「まったく運動をしない人」は調査数全体の35%。
ちなみに、男女400人(20〜59歳)への調査ということなので運動しようと思えばできる人への調査だと思います。

完全に運動不足、ということになるんでしょうね。

サントリーウエルネスによると、運動不足は体力や全身の持久力が低下し、体の活動量が減少。 活動量が減ることで、さらなる筋力・筋持久力の低下や、体力・全身持久力の低下もまねきかねないとのこと。
結果、仕事や生活の質が低下してしまうようです。

また、運動不足が起因しての死亡率は、喫煙、高血圧に続いての第3位
運動をしなくても死ぬことはないにせよ、運動不足からさまざまな病気につながる、ということになります。
死ぬまでにいかずとも、体調不良は仕事の質が上がりようがないわけで、最近運動なんてしてないなぁ・・という人、要注意ですよ。

たかが毎日1時間の散歩、されど・・。
ま、気持ちだけでも前向きに。

SDGsの目標に「すべての人に健康と福祉を」が掲げられていますが、自身を含めて考えていかないと、ですね。

さてと、今日もがんばろ!
よい1日をお過ごしください。