チバデジコラム

おばあちゃんの笑顔 隠し味 山武「BaBaピザ」 平均78歳 支え合い元気も提供

今日のシンブンから


『「頑張ってくださいねって、知らない人に声かけられたよ」。仲間がうれしそうに話すと、リーダー格の橋本京子さん(84)が「ありゃー、人気もんだね」と応え、笑い声が狭いピザ店に響いた。 房総半島の東側、山武市。「BaBaピザ」は九十九里浜に向けて広がる畑の前に立つ。きりもりする平均78歳の女性6人が共同店主で、店名の由来は「ババアがやってるから」だ。』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/992283

おはようございます。
今日の気になるキーワードは「高齢者」

65歳以上の人口が、全人口に対して7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれます。
日本は2007年に超高齢社会へと突入してから高齢化率は右肩上がり、2025年には約30%、2060年には約40%に達すると予測されています。
40%という超々高齢社会はどのような世界になってるのか・・。

例えば病院。
体調がすぐれず病院に行くと一見元気そうな高齢者が大勢いて、診療までかなり待つという経験をされた方は少なくないと思います。
ま、これは高齢者だけを責められない理由がありますが・・そのお話は別の機会に。

で、高齢化率40%になった時の病院はどうなるのか・・。病院は高齢者であふれ返って、若い人は病院に行ける時代ではなくかも・・。
まぁそんなことにはならないと思いますが。
オンライン診療を増やすとか、高齢者が必要以上に病院に行かなくてもいい仕組みがつくられると思います。

山武市のおばあちゃんたちは元気で働いています。(通院してるかは定かではありません・・)
元気だから働いてるのか、働いてるから元気なのか。やはり目的とか生きがいというのは元気でいるのに必要なのかもしれません。

厚労省から助成を受けて、高齢期を前向きに生活するために必要な情報を提供している公益財団法人長寿科学振興財団が運営している「健康長寿ネット」に高齢者の生きがいについて書かれていますが、こと「働く」ことに関してはあまり記述はありません。

今、高齢者が働くというと「雇われる」という選択肢がほとんど。
やる気があれば起業できなくはないと思いますが、山武のおばあちゃんたちのような自分たちで店をつくっちゃう人は小数派なんだと思います。

高齢者率40%の時代までには働きたい人に「雇われる」以外の選択肢も作っておきたいところ。
高齢者率40%ということは単純に生産年齢人口の割合は減ってるということになり、自ずと雇用する企業数も減っていると思われます。
高齢者率が高くなると高齢者が働ける場所が減ることになるということに。

高齢者にとって生活の糧となる年金。
今の制度上、将来の年金がなくなることはありませんが、受け取る金額はその頃の貨幣価値に見合ったものなのかは少々疑問。
働かないと食べられない高齢者が多くなるかもしれません。

そこのところを解決しないまでも考えていかないといけないのかなと。

昨年、70歳まで定年を引上げる努力義務が新設されました。
どストレートの制度。
意図はわかりますが、企業の事情もあるでしょうし実行力はどうなんでしょう。

こういった社会問題は社会変革も必要、小手先だけではね。という気がします。

民間から救世主は現れるか!
国から画期的な制度が出されるのか!

どちらにせよ他人任せですね、情けない・・。

と言いつつ、高齢者を中心とした活動を開始する小さなプロジェクトを動かし始めました。
予定では2024年の中盤あたりに活動が立ち上がります。大先輩たちとの共同活動なんでうまく立ち上がるのか・・少々心配しながらやってます。

さてと、今日もがんばろ!
よい1日をお過ごしください。