木質バイオマスで活性化 愛媛 未利用材使い電力創出

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『木質バイオマス発電による地域活性化の好例として愛媛県内子町が注目されている。山に放置された未利用材を燃料に転換し、町の3分の1世帯分の電力を創出。木材取引の一部には地域通貨を導入し、町内の商店に恩恵が行き渡る仕組みも構築した。国内外で再生可能エネルギー活用の機運が高まる中、関係者は「地産地消のモデルが確立できている」と話す。』から。
おはようございます。
昨晩の皆既月食見ました?私は最初屋外に出てしばらく見てましたが、月の欠けが想像以上にゆっくりで、しばらくすると外気の寒さに耐えられず室内に移動、スマホからYouTubeライブで天体ショーを見ておりました。
さて、今日はわかってるようでわかっていないキーワード「木質バイオマス」です。
調べてみました。
「バイオマス」とは、生物由来の資源のこと。森林の間伐材、家畜の排泄物、食品廃棄物などを指します。
「木質バイオマス」は木材の資源を指すので、「木質バイオマス発電」は木材を資源にした発電ということになります。
で、その仕組みは意外と単純。木材を燃やして、蒸気の力でタービンを回し電気を作る方法と、木材をいったんガス化してから燃焼、ガスタービンを回して電気を作る方法があります。
化石燃料を使った発電方法と基本変わりがありません。
化石燃料もそうですが、木を燃やせばとうぜん温室効果ガスである二酸化炭素が排出されます。
それってどうなの?というところですが、木は太陽光を用いて、地中や大気から吸収した二酸化炭素と水から養分を合成、酸素を放出しています。
二酸化炭素を吸収している木を燃やして温室効果ガスを排出してもプラスマイナス「0」という、こじつけにも見えなくもないですが、木質バイオマス発電は、太陽光発電や風力発電などと同じ再生可能エネルギーに分類されています。
「カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します」
この考え方であれば木質バイオマス発電はカーボンニュートラルかつ再生可能エネルギーになります。
理屈としてはそうなんでしょうが・・何となく解せない感情も。
せめて木を燃やして排出された二酸化炭素量が、その木の成長過程で吸収した二酸化炭素量を下回ってることを願うばかり・・です。
ところが「気象庁の観測点における二酸化炭素濃度及び年増加量の経年変化」を見ると年々二酸化炭素は増えています。
このままだとどうなってしまうんでしょうね。
カーボンニュートラルの考えでは数値的な均衡があればいい的な考え。
目指すところが「均衡」であれば、これからは酸素をたくさん放出する「森」に価値が出てくるかもしれませんね。
カーボンクレジット市場は始まったばかり。
もしかしたらいいストックビジネスになるかもしれませんよ!
冗談はさておき、今日もがんばろ!
よい1日をお過ごしください。