チバデジコラム

微小プラ、年間で180億個流入 太平洋から北極海

SDGsのヒント


http://www.chibanippo.co.jp/

『プラスチックごみが劣化して壊れ、大きさ5ミリ以下となった「マイクロプラスチック」が、太平洋から北極海に年間約180億個流入しているとの観測に基づく推定を、海洋研究開発機構の池上隆仁副主任研究員らが発表した。重量換算で約420トンという。
池上研究員は「一度流れ込むと回収は不可能。プラスチックごみを減らさなければ北極海を汚し続けることになる」としている。』

今朝の千葉日報から。

おはようございます。

朝刊からSDGsのヒントを見つける、今日は「マイクロプラスチック」です。

日常の生活やビジネスに不可欠なプラスチック。部屋の中を見渡すとかなりのものにプラスチックが使われていると思います。
仮に、部屋の中から一部でもプラスチックが使われているものを排除したら・・。
どうでしょう、おそらくかなり居心地の悪い生活になってしまうと思います。人によってはほぼ空っぽの部屋になってしまうかもしれません。

プラスチックは、軽くて丈夫、透明にも色をつけることも、加工しやすく何より錆びたり腐ったりしないという優れた特性を持っています。20世紀最大の発明とも言われていました(過去形)。

昨今、環境によろしくないとのことで問題視され、社会的に「脱プラスチック」の方向に向かっています。
で、今年4月、ある法律が施行されました。
プラスチック資源循環促進法」です。
この法律はプラスチックの使用を規制するものではなく、プラスチックそのものの使い方や捨て方などさまざまなことが制度化されたものです。

なぜ20世紀最大の発明がこれほどまでに・・。

プラスチックは石油由来。その製造過程で温室効果ガス、二酸化炭素を排出します。
で、使われなくなったプラスチックが捨てられてしまうと腐敗せず分解、マイクロプラスチックとなって自然界に蓄積されます。
1835年にその原型が発明されたと言われるプラスチックですが、マイクロプラスチックという副産物に変化して地球をゆっくりと苦しめていたわけです。

何とかできないものなのか・・。



このマイクロプラスチックは、「一次マイクロプラスチック」「二次マイクロプラスチック」の2種類に分類されます。

一次マイクロプラスチックは、洗顔料や歯磨き粉に入ってる粒子です。あのザラザラしたものはプラスチックなんです(最近は非マイクロプラスチックも出回っています)。
このマイクロプラスチックは、使用された後排水され、回収されることなく海に放出されてしまいます。
皆さんも日々生活の中でマイクロプラスチックを排出しているのです。
これに関してはそもそも健康上大丈夫なのかが気になりますが・・。

二次マイクロプラスチックは、海に捨てられるスーパーの袋やペットボトルなどの、いわゆるプラスチックごみに由来します。
プラスチックごみが紫外線に当たりゆっくりと劣化、波の力で細かく粉砕され、5ミリ以下になったものがマイクロプラスチックになります。
一次マイクロプラスチックと違う点は粉砕前に回収できる点。解決策があります。

その解決策は、3R+ Renewable
プラスチック資源循環促進法の原則です。

Reduce(リデュース:減らす)
Reuse(リユース:再利用)
Recycle(リサイクル:再資源化)

の3つのRに、
Renewable(リニューアブル:再生可能資源に代替)
を加え、循環型経済(サーキュラーエコノミー)を推し進める政策です。

何気なくペットボトルを分別して捨ている(再生する)ことが、結果的に海を守ることに通じます。
これを企業単位で意識的に行うことでもう少し違う意味を持ちます。

例えば会社の玄関にこんな案内を掲げます。

「当社へお越しのお客様へ。カバンや車の中にある空のペットボトルはぜひ社内にお持ちになり捨ててお帰りください。当社が責任をもって再資源になるよう処理いたします。
再資源にならずたまたま海に流れてしまったペットボトルは、時間をかけて劣化し、細かく粉砕され、マイクロプラスチックとなって海を汚染してしまいます。
当社はペットボトルごみを減らし、SDGsの目標:14「海の豊ゆたかさを守ろう」につながる活動を継続的に取り組んでいます。
空のペットボトルがあれば遠慮なく当社指定ごみ箱へ捨ててお帰りください。」


どうでしょう、少し意識の高い信頼できる企業に見えませんか?
ちょっとした取り組みなんですが、アピール次第で企業価値を高めることにつながります。
皆さんのところはSDGs上手く取り組めてますか?
もしまだ、というところがあれば、ぜひちばSDGsレポートまでお声掛けを。

では、また。