チバデジコラム

鎌ケ谷市、避難民を採用 ウクライナオルガ・ナセドキナさん 任用職員、行政で千葉県内初 コラム執筆、講演など担う

SDGsのヒント


https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/1001520

『ロシアの侵攻により10月から鎌ケ谷市で暮らすウクライナ避難民のオルガ・ナセドキナさん(33)が同市の会計年度任用職員に採用されることになり、24日、芝田裕美市長から辞令を受け取った。ウクライナの文化や伝統、鎌ケ谷での生活をテーマにしたコラム執筆、講演などの仕事を担う。「ウクライナと日本の文化の違いや、ウクライナがロシアの一部ではないことなどを伝えたい」と意欲を見せた。
千葉県によると、県内には現在、57世帯計97人のウクライナ避難民がいるが、行政での採用は初めてという。』

今朝の千葉日報から。

おはようございます。

朝刊からSDGsのヒントを見つける、今日は「避難民」です。

ちょっと重たそうなキーワードです。日本に救いを求めて訪日する人たちを受け入れる、と一見単純なようでけっこう複雑な事情が絡んでいるようです。まずはこのへんを少しひも解いてみたいと思います。

難民と避難民の違い、知ってますか?
「避」がついてるだけの差なんですが、違う意味というか扱われ方をします。

「難民」は、人種、宗教、国籍、政治的意見、あるいは特定の社会集団に属するという理由で、自国にいると迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れ、国際的保護を必要とする人々と定義されています。
であれば、オルガさんは「難民」のような気がします。ただ記事を見ると「避難民」と書かれています。

日本へ避難してくる外国人が難民として認められるには、国による難民認定が必要です。
難民に認定されると、国民年金、児童扶養手当、福祉手当などの受給資格が得られ、日本国民と同じ待遇を受けることができます。

日本としては難民が増えることにより財政負担が増えることになるので、簡単には難民認定をしてくれません。
難民支援協会によると、2021年は74人が難民と認定されました。認定率は0.7%です。
ちなみに同年ドイツは38,918人が難民に認定、認定率は25%です。

で、「避難民」ですが、定義自体されてもいません。
日本に救いを求めて来たけど難民には認定されずにいるあいまいな立場な人となります。一時的な避難者という扱いになるんでしょうか。

難民はその先に「永住権」を申請できる権利を有していますが、避難民にはありません。まずは難民として認定される必要があります。なので日本に住み続けることはできません。帰国するか別の移住先を見つけるしかありません。

ちなみにウクライナ避難民は政府が特別に「ウクライナ避難民であることの証明書」を発行してくれるようです。
ただ、これは滞在を証明するだけの身分証明なので難民認定とは関係ありません。が、これにより避難民は「特定活動」を申請することができます。
特定活動とは、在留資格です。
在留期間はありますが、働くことができるようになります。生活費が稼げるので日本に滞在しやすくなります。
記事には、オルガさんのお子さんが保育園という行政サービスを利用されているとのことなので、記述はありませんがきっと特定活動を取得されたんだと思います。

厳格なルールの中で避難民の皆さんは日本で生活をされてるんだと思います。
不便がなければいいな、と。


SDGsの目標:16.平和と公正をすべての人に

国籍、人種、容姿、性差など関係なく、みんなが安心して参加できる平和な社会をつくる。言うのは簡単、実行し続けるのはそう簡単ではない取り組みになります。
が、小さなコミュニティ、例えば職場というコミュニティであれば、一定のルールを作り守っていくのはそう難しいことではないかもしれません。

例えば

・人の容姿のことは口にしないルール
・来客時のお茶出しは自分もしくは上席がするルール
・男だから、女だからでバイアスをかけないルール


など、その組織の中で順応しそうなルールを作ることは難しいことではないかもしれません。

うちの職場だったらこんなルールにすれば今抱えている小さないざこざが減るかも・・。なんてことないですか?
SDGsを言い訳に、平和な職場作り、働きやすい環境作りというのも悪くありません。
そんな些細なことでも改善するなら儲けものでs。従業員にとってもその責任者にとっても、これから働いてくれる求職者にとってもいいことになります。

もし何かあれば、ちばSDGsレポートまでお声掛けを。

では、また。