チバデジコラム

iPS角膜移植 安全性を確認 4人中3人が視力向上

今日のシンブン

(オンライン非掲載)

『大阪大の西田幸二教授(眼科学)らのチームは4日、iPS細胞から作製したシート状の角膜組織をほぼ目が見えない患者4人に移植する世界初の臨床研究が完了し、拒絶反応やがん化といった問題は起こらず、安全性を確認したと発表した。 全員症状が改善し、うち3人は矯正視力が向上。0.15から0.7まで改善した人もいた。』を読んで。

おはようございます。

あなたの病気は透明な角膜が白い結膜で覆われ視力が落ちてしまう病気です。最終的に視力を失う場合もあります。治療法はドナー移植しかありません。ただ、移植は拒絶反応等のリスクが残ります。しかも日本はドナー不足で移植手術はいつになるかわかりません。
と、宣告されたらもう絶望感しかありません。

角膜上皮幹細胞疲弊症という病気。とても怖いです。年間500~1000人が発症するとのことです。
このニュースは同じ病気を抱えている方にとっては朗報ですね。希望の光が見えたと思います。よかったです。

ここで使われている細胞シート。再生医療の手段のひとつです。角膜以外にも心臓、食道、膝関節、歯茎他、さまざまな部位に使う細胞シートが研究されています。

細胞シートは薬などとは違い、生きています。
生きたままの細胞を加工し、生きたままシートを作成、生きたまま病院まで移動することも考えないといけません。細胞を培養する時間はかかり、しかも小さくデリケート。たいへんです。

以前、細胞シートを作成している会社とお付き合いしていたことがあります。その会社は本社内で細胞シートを作成していました。
耐震耐火、たぶん津波にも耐えられる強固なインテリジェントビルの中に培養施設をつくり24時間体制で作成していました。

こういうのはものすごくお金がかかるんだな、と当時の記憶があります。やはりここまでしないとこの手の研究はできないんでしょうね。

私たちも目の前のことだけではなく、進化していく未来に向けた次の一手を考えねばいけません。お金はかけたくないですけどね。

さて、今日もがんばろ!