チバデジコラム

EV電池材価格、1年で5倍超に リチウム、車両値上げも

今日のシンブン


(オンライン非掲載)

『電気自動車(EV)の車載電池の材料に使うレアメタル(希少金属)のリチウムの価格が、昨年4月から約1年間で5倍超に上昇したことが7日、英調査会社アーガス・メディアの集計で分かった。EV向けの需要が急増しているためで、コバルトやニッケルなど電池に利用する他のレアメタルも高騰している。EVの価格の3~4割は電池のコストが占めるとされる。車両の値上げにつながる公算が大きく、EV普及が遅れる懸念が出ている。』を読んで。

おはようございます。

トヨタが限定販売する電気自動車(EV)が今週12日から発売されますね。
SUVタイプの「bZ4X」
この車はリースのみの販売、月額利用料は申込金77万円、月々8万8220円の支払いになります。
これ補助金を利用した金額です。

原材料が3割値上がり購入費用に転嫁されると単純計算で約11万5000円になってしまいます。
たぶんこの車には転嫁されないとは思いますが・・。

子育て世代にはなかなか手が出せない金額ですね。

ちなみに同じリースサービスを見ると、アルファード特別仕様車は4万8840円、一番売れてるヤリスで2万7500円。
それも補助金の適用なしの金額です。

この原材料の値上がりは世界的なEV需要のためらしいですね。世界中の車メーカーが希少金属を取り合ってる。値も上がります。
ロシアのウクライナ侵攻の影響による物流の停滞も少なからず影響しているようです。

2021年、当時の菅首相が2035年までに新車販売でEV車100%を実現することを表明しました。

2035年にエンジン車に乗るなとは言ってません。
このまま希少金属の値上がりが続くようであれば新車(EV)市場は低迷するでしょうし、エンジン車を売る中古車市場は安く車に乗りたい需要から大盛り上がりするかもしれませんね。

ただ、そこがエンジン車の中古車市場のピークかも。
いずれEV車に入れ替わるのは必然ですからね。

ただ、EVの動力源となる電池は熱に弱く経年劣化してしいます。スマホと同じですね。
動力源が劣化した車はとうぜん売れないので、いまのままではEV車という枠の中古車市場自体存在しないかもしれません。

じゃ新しい電池に交換して売ればいいじゃん。

EV車の電池の交換は単純なものではなく、そもそも低額ではありません。
中古車の電池を交換して売りに出せば価格に大きく転嫁させる必要もあり、高額な中古車が果たして魅力的な車になり得るのかと。

だからなのか、EV先進国の中国では電池の交換を前提としたタイプのEV車と「電池交換ステーション」の推進に舵を切りました。

車を走らせ電池が減ってきたら電池ステーションに寄って電池を交換すればすぐに満タンになる。便利です。
電池ステーションでは、交換された電池は充電しておいて、劣化した電池は破棄、捨てた分は新品を補充すればよくなります。楽ちん。
そもそも家で予備電池に充電して車に積んどけばいい話ですが。
中古車屋では電池の劣化は気にせず車本体だけを売ることができ、消費者は電池の劣化を考えず気に入った車を購入できるようになります。いまの中古車屋が業態を変えず市場で生き残れます
いい事づくめって感じ。

一方、日本は「急速充電ステーション」を推進しています。

どのかたちが正解なのかは5年もすればわかるのではないかと。

ただ、その2択という訳ではありません。
車の充電がワイヤレスになるかもしれないし、車と電池の別売りが基本となり、スタンド式業態は無くなりコンビニで電池を売るとか貸し出すのかもしれない。それに燃料そのもの、電池ではなくなるかもしれませんしね。

どれが優秀なモデルということではなく、「車のあり方」のシェア争い、生き残りの時期に突入しているようにも見えます。

ただ、車の値段が高いとそのものの購入意欲が湧いてきません。
とくに給料が上がらなく、生活物価だけが上がっている日本においては、EV車どころではないのかも。

がんばれ日本の車メーカー。
さて、今日もがんばろ!