チバデジコラム

【ちば商工会だより】 四街道市商工会|コロナ対応、独自施策も

ちば商工会だより

【ちば商工会だより】は、包括提携協定を結ぶ千葉県商工会連合会と千葉日報グループの共同企画です。県内に40ある各地の商工会を順次ご紹介していきます。

第5回は、四街道市商工会の石山健作会長と事務統括長の三股勲さんにお話を伺いました。

――現在の会員数や会員の特徴はありますか?

約700事業者が所属し、一般消費者向けの小売りや飲食店が多いです。
また、小規模や個人の建設事業者が多いのも特徴です。

――コロナ禍でどんな影響がありましたか?

飲食店への影響が大きく、商工会としても給付金・協力金の申請サポートを行いました。また、会員企業だけでなく、非会員やフリーランスの方などの相談にも乗り、さまざまなサポートを行ってきました。

一例として、2020年度には商工会として独自の支援を行うため、四街道市に要望して財源を確保し、感染症予防対策費を支給できました。また、コロナ初期の頃に非接触型の体温計を購入し、会員に無料で貸し出したりもしています。2021年度はコロナの影響が大きく申し出のあった会員に商工会費の減免措置を実施しました。

――今後、地域経済の活性化にどんなことが必要と考えますか?

地域経済活性化に向けて、市と商工会で経産省の「経営発達支援計画」を策定して認可を受け、2021年度から取り組みをスタートさせました。目標は大きく3つあり、①事業者数の減少を食い止める②地域で活躍する小規模事業者を育てる③事業者が地域の核となって中心市街地を活性化する、です。

①は創業塾の開催を通して、事業者数の減少に歯止めをかけていく狙いです。②③は商工会としての経営支援を通して、まずは「点」として個社を活性化し、次に「面」として中心市街地の活性化につなげていきたい考えです。

四街道市は昭和50年代からベッドタウンとして開発が進み、東京へ50分、千葉や成田も近いという立地で住みやすい街です。一方で、中心市街地、商店街の活性化も今後の課題としてあります。商工会だけでなく市とも連携しながら一緒に地域を盛り上げていきたいと考えています。

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