チバデジコラム

資材物流でコスト削減 PB販売比率向上へ イオン価格維持

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/economics/948439

『原材料価格の高騰や円安の進行で食品メーカーや小売り各社が相次いで値上げする中、プライベードブランド(PB)「トップバリュ」の価格が実質据え置きとなるイオン。21日にイオンスタイル幕張新都心で記者説明会を開き「包装資材や物流費の見直し、計画生産に努めている」と解説した。内容量の削減などは行っておらず、価格維持によってPB販売比率を向上させる狙いだ。』を読んで。

おはようございます。

消費者からすると、値上げ品目が増えていく中、広範囲で価格が据え置かれるのは大歓迎です。
イオンの他、イトーヨーカドーもプライベートブランドの値上げはないとのことで、多くの消費者がこの恩恵にあずかるものと思われます。

このプライベートブランドのマヨネーズ、コーヒー、パスタなどは価格据え置きの影響で対前年同月比1.5~倍の売り上げになったそうです。消費者は敏感に反応しているようですね。

一方でプライベートブランドをつくることのできない地域密着型のスーパーや小売店は、値上げの影響の他にこのプライベートブランドの値段据え置きの影響を受けているものと思われます。
大手の売上が上がったマヨネーズ、コーヒー、パスタなどは、売上に悪影響があったんでしょうね。

今日公示された参院選。各党さまざまなな物価高騰対策を打ち出していますが、現状では対処療法しか打ち出せていないように見えます。
未だに癒えないコロナ禍の影響に加え、先の見えないウクライナ侵攻による不安材料があるので仕方がありません。

食料品だけでなく電気料金も値上げというか高騰しています。
東京電力管内の平均的な家庭で去年5月の電気料金は6822円でした。今年の5月はというと8505円、24%も値上げになっています。
で、さらに来月7月にも電気料金が値上げされます。
毎月の値上げ、どこまで続くのか・・。不安です。

所得は上がらず、物価は上がる。

ただ他の記事に『大手賞与、最高の13%増』とありました。大手の社員家庭は昨今の値上げが幾ばくが吸収できそうです。
中小企業の社員家庭やそれ以外の庶民の生活は苦しくなるばかりなのか・・。
と、嘆いても仕方がありません。
前向きにいきましょう。

給料が上がっていかないのは、過去に行った構造改革施策によるもの。このあたりは政治家にがんばってもらって修復してもらうしかありません。
次の参院選はその一歩目になるかもしれませんね。

ミクロ経済(個別企業)は、それぞれの努力や工夫により短期間で業績をあげることができます。そこはがんばりましょう。で、社員の給料を上げ、そこから日本経済を回復させていきたいですね。

さて、今日もがんばろ!