チバデジコラム

長生郡市MamaNet 子育て情報網羅 サイト開設 市町村の垣根越え支援

今日のシンブンから

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/950820

『長生地域で子育て支援に取り組んでいる「長生郡市MamaNet」がNPO法人化し、活動を活発化。地域の子育て情報を網羅した専用サイトの開設に向け、準備を進めている。竹下真実代表(36)は「7市町村の垣根を越えて、長生郡市全体で子育てを考えたい。それが『町育て』になり、安心して子育てできる地域として移住促進につながる」と意欲を見せている。 MamaNetは結婚、出産を機に長生村に移住した竹下さんが、孤独な子育てに悩み、産後鬱(うつ)になった経験から2014年に同じ悩みを持つ母親とサークルを作ったのがスタート。15年にフリーペーパーを創刊し、SNSで情報発信を始めた。17年には「ママベビキッズフェスタ」を同村で開催。市町村や民間団体、企業などと関係を深めてきた。』を読んで。

おはようございます。

子育てママ、がんばってますね。
長生郡市MamaNetは、社会的な意義もありビジネスにもなっている、いわゆる「ソーシャルビジネス」というジャンルのビジネスモデルにあてはまります。

経産省が、ソーシャルビジネスを定義しています。
・活動が社会問題を解決するものであること
・自活のための利益を上げる事業であること
・新たなビジネスモデルであること


ソーシャルビジネスは、社会的に役立つ活動をしながらもきちんと収益を出し、活動を継続させている事業を指します。
利益追求を主眼に置かずに社会活動を主眼に置きつつも収益を出し続け、組織を維持、活動を継続させていくとても難しいモデルです。

一般的な企業は利益を追求します。
なかには社会活動を事業に組み込んでいるところもありますが、一般的に業務と社会活動はなかなか相容れません。
大企業にはそういったことを進める部署を置くところもありますが、中小では余力がなく一般的に社会活動には消極的です。
そんな中、ソーシャルビジネスを立ち上げる方、一緒に働く方には尊敬の念を抱いてしまいます。

このソーシャルビジネスに近いものに「市民活動」があります。
これも素晴らしい活動のひとつです。
市民活動は、たいてい市民の力で社会的に役立つ活動をします。
清掃活動、道路沿いに花を植える活動、地域のパトロール活動・・、それぞれの地域でさまざまな市民活動が行われています。
概ね意識の高いリーダーが中心となり、賛同者とともに団体を作り、その組織内で決めた内容、ルールを決め活動をしています。
たいていの団体は、自己資金や補助金(税金)によって活動経費をまかなっています。そのため、リーダーや活動の参加者には「賃金」というものが存在しないところが多いと思われます。
活動に参加している人からすると、報酬を目的としない「ボランティア」活動と同じ捉え方をして参加している人もいると思います。ただ社会のためにいいことをしたいという人、仲間づくりとか人と話をしたいという目的で参加されている方もいらっしゃいます。

この市民活動は、「リーダーが脱退してしまった」、「賛同者が減っていった」など活動する人のモチベーションの低下や健康状態によるものの他、「補助金が無くなった」などの市民活動に必要な原資不足による物理的な機能停止など、活動の継続が止まってしまいやすいという一面も持ち合わせています。

こういった課題の解決に導ければと、この夏、某自治体で補助金を活動原資にしている市民活動家に対して、市民活動を続けていくための「自活」や「団体の継続」に関するワークショップのご支援をさせていただく予定になっています。
この支援の中でいくつかの団体に自活の方向性や課題解決の方向性が見えればいいなと考えています。

竹下さん、「長生郡市MamaNet活動」が長く続いていくよう願っています。がんばってくださいね!
MamaNetサイトはこちらから
https://wp706.xsrv.jp/mamanet/

さて、今日もがんばろ!