チバデジコラム

経済活性化に貢献 県、中小・小規模企業を表彰 睡眠の悩み相談 8年連続フェスタ

今日のシンブンから


『県経済の活性化に貢献した中小企業などを県がたたえる「千葉のちから 中小企業・小規模企業表彰」の表彰式が県庁で行われ、今年度は12社1団体4個人が選出された。地元に根を張って奮闘する企業に光を当て、その取り組みを広く周知することで、地域社会の発展を後押しするのが狙い。』
今朝の千葉日報から。
http://www.chibanippo.co.jp/news/economics/1024020

おはようございます。

記事に「県経済政策課によると、中小企業は県内企業の99.8%を占め」と書かれていました。
どのくらいの人が中小企業で働いているか、気になり調べてみると、県内の常時雇用者の74%は中小企業に就業しているようです。

調査時期がぶれぶれですが、2017年10月1日現在、千葉県の有業者数は327万3,900人だったので、おおよそ242万人位の人が中小企業で働いていると思われます。
(千葉県から出された数値をもとに計算)

242万人といわれてもピンとこないんですが、千葉県の人口は627.8万 (2019年6月1日)なので、赤ちゃんなどの未就業者を含め全県民の約38%は中小企業に勤めていることになります。
なんかすごい数字です。

ちなみに千葉県にある企業は約13万社だそうです。99.8%が中小企業ということはそのほとんどが中小企業だと思われます。
(中小企業の定義は下記参考リンクをご参照ください)

で、この中の数社、数人が表彰されたわけですが、13万社、242万人の中から勝ち上がってきたわけではありません。
千葉のちからの要項を見ると関係団体の推薦があって選ばれるようです。
ちなみに関係団体とは、千葉県商工会議所連合会、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、千葉県中小企業家同友会、千葉県経営品質協議会及び千葉県障害者就業・生活支援センター連絡協議会です。

建付けとしては上記団体と接触がなければ選出されることはないことになります。
加入しているからといって候補に選ばれることはまずないと思われます

名だたる団体が推薦者になっていますが、県内中小企業は上記いずれかの団体に入会されていると思います。
ここで経営者の皆さんにおたずねします。
入会の恩恵というかメリットを感じてますか?

おそらく「感じてる」人は少数、「感じてない」人は多数という気がします。

弊社は、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会と協定を締結しており、さまざまな取り組みをさせていただいています。
その中で感じるのは団体を「頼り」にしてくる企業には、いろいろと手厚くご支援されていて、逆にあまり頼りにしなかったり、団体側からのアクションに対して無反応な企業には、会報を送るだけでほぼ何もしません。
(そうでない団体も存在してるかもしれませんが)

よく〇〇会に入ってても何もしてくれないとか、何にも得がない、なんてことを言う方がいらっしゃいますが、それは間違っています。

上記団体は国や自治体から、加盟企業に支援するための「お金」が配分されたり、「補助金」が使えたり、今回の表彰のような取り組みを実習したりと、企業に対してさまざまな優遇策を提供できる「仕組み」が備わっています。
また、とても優秀な人材も稀にいます。

せっかく加入した団体です。
会費も払ってるわけで、使えるだけ使ってもいいと思います。
いい人と巡り会うことができれば、たぶん知らなかったメリットをいくつか提示されると思います。

近々、千葉日報ビジネスパートナーズで一緒に取り組む相手に助言させていただくのもそういったメリットが含まれています。

あまり間をおかず、加入団体に連絡してみてはいかがですか?
仲良くしておくことにデメリットもないわけで。
ご幸運を。

さて、今日もがんばろ!



参考

中小企業庁│中小企業者の定義
https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html

千葉県│千葉のちから「中小企業・小規模企業表彰」
https://www.pref.chiba.lg.jp/keisei/genkist/hyoushou/index.html